
先日オートバイの世界選手権が日本であり、ここで歴史的とも言える快挙があったのでそのことを少し記しておきたいと思う。
本来ここのブログは写真をメインにしたブログなんだけど、ちょっとこれは書き残しておかねばという思いが・・
オートバイの世界選手権の最高峰クラスは過去33年間、すべて日本製のオートバイがチャンピオンをとってきた。ホンダ、ヤマハ、スズキ、日本製のオートバイでないと勝てない、そういう時代が何十年も続いてきた。たまに雨のGPでカジバがスポット的に勝つことがあったが、年間を通じてチャンピオンを取るのは必ずといっていいほど日本製のマシンだった。
それが今年は、DUCATIがチャンピンを取った・・・・
DUCATIがこの世界選手権、MOTO GPにでてきてどれくらいたつだろう・・
はじめてそのバイクをみたとき、これはカジバと同じでまさかこのメーカーのマシンが将来チャンピオンをとることなど、夢にも思わなかった。エンジンはV4で最高出力こそ日本製のマシンと遜色はなかったが、フレームワークなど、市販のロードスポーツで採用しているパイプフレームで、これであの化け物じみた高出力を受け止めきれるのかと思ったものだが、初めて参戦した初年度のレースで何度か優勝するレースをみせたように記憶している。
これは私にとっては、ほとんど信じがたいことだった。
DUCATIというメーカー自体、経営不振で次々とオーナーが変わり、会社としての資金力や人材など日本のメーカーと比べられないほどの小さな企業だ。ちょうど同じ時期に日本のカワサキもこのMOTO GPに参戦してきたが、今まで勝ったことがないことからもわかるように、この世界でチャンピオンを取ることは、他の日本のメーカーがいかに強く、それがいかに困難なことかがよく分かっていた私からすれば、ほとんど奇跡のような出来事だ。
しかし、本音はうれしい。もう無茶苦茶うれしいのです。
日本の柔道の言葉に、柔よく剛を制す、って言葉があるけど、ある意味、DUCATIの今回の快挙は、この言葉そのものではないかと思ってしまうのです・・・
イタリアの赤い情熱、バンザイであります。。
今年、なぜDUCATIが日本製のマシンに勝てたかというような理屈はとりあえずはおいといて、まずは、おめでとう、と言ってあげたい・・・
ちなみに私の愛機の一台は、このDUCATI社の SS900というバイクであります。。