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ブエナビスタ・

記憶の彼方へ・ 変わらない何かと移ろいゆく時間の中で・・

2011年03月29日 SUBJECT: 東山祈りの灯り・ Ⅷ
IMGP0338モノクローム  
京都市東山区 PENTAX K-5 + TAMRON 18-200mm F3.5-6.3 LD XR DiⅡ

宮沢賢治-岩手県花巻市出身のこの人の詩を載せようと思ったのはふとしたきっかけだった・
わたしの中で賢治は、自己犠牲の人というイメージが強く、自分以外の人たちのために一生を捧げた人という観が強い・
その中で、己の中の情念が詩として吐き出された作品にわたしは一時期魅了された・
自分には絶対出来ない生き方・ただただ頭が下がる・

今回の地震の後、様々なところでこうした自分を顧みることのない人たちがいることに安堵し、うれしくなり、そして日本は、東北は、必ず再生できると信じられるようになった。
人間はすばらしい。

賢治の詩は、今回で最後とする。
一日も早く東北が復興できることを祈って・


あゝそのことは -宮沢賢治

あゝそのことは
どうか今夜は云はないで
どうか今夜は云はないでください
半分焼けてしまった肺で
からくもからくも
炭酸を吐き
わづかの酸素を仰ぐいま、
どうしてそれがきめられませう
あゝそのことは
健康な十年の思索も
ついに及ばぬものなのです
その爆弾が
わたくしの頭の中でまっしろに爆発すれば
そこに湧くはげしい熱や
血を凍らせる悪瓦斯を
もうわたくしははきだすことも
洗ひ去ることもできないのです

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